武蔵野地域自由大学
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学長からのメッセージ

武蔵野地域自由大学に学ぶ皆さんへ
武蔵野地域自由大学 学長 長倉 三郎

  武蔵野地域自由大学が武蔵野市ならびに地域五大学の連携による新しいタイプの生涯学習の場として平成15年4月に発足して以来、地域の皆様のご理解と関係諸機関のご協力により順調に発展してまいりました。学長として心強くまた有難く存じています。

  電話の発明で人類社会の進歩に偉大な貢献をした米国のA.G.Bellは、”時には踏み馴らされた道を離れて森の中に入ってみなさい。そこであなたは、これまでに見たことのない新しい何かをきっと見出すでしょう”と述べています。

  研究者の心構えとして述べられたこの言葉は、学習においても重要ではないかと思います。本来の目的や興味から離れた異分野の知識に接することは、知識の幅を広げ教養を高める上に重要であると同時に、思考活動を活性化し、問題解決に思わぬヒントを与えてくれる可能性があります。在学生の皆さんが、こうした点にも思いをいたし、正規科目の履修に努めると共に、それ以外のプログラムにも積極的に参加し広く学習することを希望します。それが”入学試験も卒業もなく、自由にマイペースで楽しく学ぶ”という自由大学の特色を活かす道にもつながるでしょう。

  激しい変革の流れの中で高齢化が進むわが国社会の現状からみて、年齢を問わず新しい知識の習得が可能となる生涯学習が、ますます重要となることは改めて申し上げるまでもありません。在学生の皆さんにとって本学が、Bellの指摘するように、新しい何かを見出す”知識の森”となり、学習体験を活かした自己啓発によって新しい生き甲斐を見出す機会となることを願ってやみません。それによって地域の活力の向上や文化の継承と発展に貢献することも可能となりましょう。



学長プロフィール
氏    名 長倉 三郎(ながくら・さぶろう)
大正9年10月3日生
元日本学士院長、神奈川科学技術アカデミー最高顧問
文化勲章受賞者 武蔵野市名誉市民
Royal Institution(ロンドン)をはじめ内外の多くの学士院、学会の名誉会員
専    門 物理化学
経    歴 昭和18年 東京帝国大学理学部化学科卒業
24年 東京大学理工学研究所助教授
34年 東京大学物性研究所教授
56年 分子科学研究所長(東京大学名誉教授)
56年 国際純正応用化学連合会長
60年 岡崎国立共同研究機構長
63年 総合研究大学院大学長
平成7年 神奈川科学技術アカデミー理事長
13年 日本学士院長
15年 武蔵野地域自由大学学長
受    賞 昭和46年 朝日賞
53年 日本学士院賞
60年 文化功労者
平成2年 文化勲章
4年 武蔵野市名誉市民章
7年 勲一等瑞宝章
8年 Nehru 生誕100年記念メダル
9年 チェコ科学アカデミーJ.Heyrovsky名誉メダル
主な著書 「有機電子理論」「岩波理化学辞典(共編)」
趣    味 絵画鑑賞、読書

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