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自由大学講座
2023年度【後期】
武蔵野地域自由大学学生限定の特別講座です
美術をより深く楽しむために
ー絵の読み方とさまざまな鑑賞ポイント
講師:池上 英洋 (東京造形大学教授、美術史家)

一枚の絵を観て、「美しい」や「可愛い」と感じることは、とても貴重な美的体験です。美術館は、そのような機会を多く与えてくれる場所です。しかし、そこに掛けられている絵画のほとんどは、そのような役割以上に、かつては伝達手段としての機能を多く持っていました。現代に生きる私たちのまわりには、テレビや新聞といった多くのメディアがありますが、それらはつい最近登場したにすぎません。それ以前は美術こそが最大のメディアであり、多くの人々に何かを伝えるためのコミュニケーションツールとして用いられていました。
そのため、私たちが昔の人々の考え方や暮らしを知りたいと思えば、当然ながら、当時の最大のメディアであった美術作品を読む必要があります。本講座では、そのために必要なスキルや知識をまず身に付け、それから美術作品がもつさまざまな機能を読み解いていきましょう。それはひいては、昔の人々だけでなく、私たち自身を理解することにもつながるはずです。
本講座によって、受講者の皆さまの今後の美術鑑賞や異文化理解が、一層味わい深いものとなる一助となれば幸いです(講師:記)。
日程・時間 :
10月6日、13日、27日、11月10日(各金曜日) 全4回
午後2時30分~4時
会場:
武蔵野プレイス 4階フォーラム
各回予定テーマ
各回の内容の順序は進度に応じて多少変わる可能性があります
テーマ (予定) | |
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第1回 | 絵を読むための手続きー美術作品が持っていた機能 |
第2回 | 死生観と美術-人々の生活と思想を映し出す鏡 |
第3回 | 美術のなかの「対比」ー東西比較でわかる制作動機 |
第4回 | 美術作品とは何か、誰のものかー作品の喪失と現代美術 |
・講師略歴
東京造形大学教授、美術史家。1967年広島生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。
専門はイタリアを中心とした西洋美術史・文化史。
著書に『レオナルド・ダ・ヴィンチ 生涯と芸術のすべて』(第四回フォスコ・マライーニ賞)、『西洋美術史入門』、『死と復活』(いずれも筑摩書房)、『失われた名画の展覧会』(大和書房)、『神のごときミケランジェロ』(新潮社)、『錬金術の歴史』(創元社)など。
日本文藝家協会会員。
対象: | 武蔵野地域自由大学学生 |
定員: | 100名(超えた場合抽選) |
費用: | 無料 |
会場: | 武蔵野プレイス4階フォーラム |
申込方法: | 以下の①~③のいずれかの方法でお申込みください。 ①「武蔵野市文化・スポーツ・生涯学習ネット」から申込 ※自由大学学生は、自由大学学籍番号(利用者番号)でログインのうえお申込みください。 ※インターネットで抽選結果が確認できます。 (結果公開期間:9月22日(金)~10月6日(金)) ②直接武蔵野プレイス3階自由大学事務局窓口へ ③自由大学学生の方は自由大学事務局へ電話(0422-30-1904)で申込可。 ※当落結果のご案内は9月22日(金)頃郵送します。 |
申込締切: | 9月15日(金)必着 ※募集は終了しました |
結果公開: | 9月22日(金)~10月6日(金) |