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自由大学講座
2023年度【前期】
武蔵野地域自由大学学生限定の特別講座です
徒然草を読む
講師:中野 貴文 (学習院大学文学部 教授)

兼好法師によって書かれた『徒然草』は、昨今研究の進展がめざましく、改めてその文学性の高さに注目が集まっています。本講義では4回にわたって、特に有名な章段を中心に『徒然草』を読み、その面白さを味わうことを目指します。第1回は主に序段をとり上げ、兼好が「つれづれ」という言葉に込めた意味を問い直します。第2回は『徒然草』に登場する様々な階層の人々に焦点を当てます。その中で、鎌倉時代末期の歴史と文化についても、紹介したいと思います。第3回は兼好が語る怪異や宗教について考えます。中世の人々が、コロナのようなはやり病をどう捉えていたかについても、触れるつもりです。 第4回は『徒然草』の中で最も重要ともいうべき、「無常」について、新たな研究成果に基づいて、お話しいたします(講師:記)。
日程・時間 :
6月9日、16日、23日、30日(各金曜日) 全4回
午後2時~3時30分 ※休講があった場合は7月7日(金)に実施予定
会場:
武蔵野プレイス 4階フォーラム
各回テーマ
テーマ (予定) | |
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第1回 | 「つれづれ」にものを書くということ |
第2回 | 徒然草の語る人々~貴族、武士、そして僧侶たち~ |
第3回 | 女の鬼の話~中世のパンデミック~ |
第4回 | 無常の発見 |
・講師略歴
学習院大学文学部教授。1973年山口県生まれ。東京大学文学部卒、同大学大学院人文社会科学研究科博士課程単位取得満期退学。熊本大学、東京女子大学を経て現職。博士(文学)。専門分野は、日本中世文学、とくに『徒然草』。主な著書に『徒然草の誕生-中世文学表現史序説-』(岩波書店)、『女学生とジェンダー-女性教養誌『むらさき』を鏡として-』(笠間書院)などがある。
対象: | 武蔵野地域自由大学学生 |
定員: | 50名(超えた場合抽選) |
費用: | 無料 |
会場: | 武蔵野プレイス4階フォーラム |
申込方法: | 以下の①~③のいずれかの方法でお申込みください。 ①「武蔵野市文化・スポーツ・生涯学習ネット」から申込 ※自由大学学生は、自由大学学籍番号(利用者番号)でログインのうえお申込みください。 ※インターネットで抽選結果が確認できます。 (結果公開期間:5月26日(金)~6月9日(金)) ②直接武蔵野プレイス3階自由大学事務局窓口へ ③自由大学学生の方は自由大学事務局へ電話(0422-30-1904)で申込可。 ※当落結果のご案内は5月26日(金)頃郵送します。 |
申込締切: | 5月16日(火)必着 ※募集は終了しました |
結果公開: | 5月26日(金)~6月9日(金) |